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米上院、国防権限法案を可決　トランプ氏の影響力低下露呈
2020年12月12日06時54分

　【ワシントン時事】米上院は１１日、２０２１会計年度の国防予算の大枠を定めた国防
権限法案を賛成８４、反対１３で可決した。法案を不満とするトランプ大統領は拒否権発
動も辞さない姿勢を示してきたが、与党共和党議員の大多数が賛成に回った。

トランプ氏の影響力低下が露呈した形だ。
　
法案は、国防予算総額を昨年比０．３％増の約７４１０億ドル（約７７兆円）と定めた。
急速に軍事力を拡張する中国をにらみ、インド太平洋軍の装備拡張費用などのための新基
金「太平洋抑止イニシアチブ」の設置が盛り込まれている。