https://jp.reuters.com/article/japan-corona-virus-vaccine-idJPKBN28K0DR
2020年12月10日1:55 午後4時間前更新
日本のコロナワクチン接種、原則居住地で 医療機関を事前予約
ロイター編集

[東京 10日 ロイター] - 厚生労働省は10日、保管する冷凍庫1万0500台を
国が確保するなど、日本国内における新型コロナウイルスワクチンの接種体制をまとめた。
来年前半までに全国民に供給できる数量のワクチンを確保し、原則として居住地の市町村
で接種。事前に予約した医療機関のほか、市町村が設置する会場で行う。

ワクチンの接種体制は、国の指示のもと市町村が対象者に「接種券(クーポン券)」を送
付し、接種者はそれを医療機関に持参して接種を受ける仕組みとなる。接種者は、公開さ
れたサイトから居住地の予約可能な医療機関を選んで事前に予約する。

クーポン券は、まず高齢者、次に高齢者以外の基礎疾患を持つ人に配布される。医療従事
者はそれぞれの従事する医療機関や提携医療機関で接種する。

ワクチンの流通体制に関しては、冷凍状態でワクチンを保管するため、マイナス75度の
冷凍庫を3000台、マイナス20度のもの7500台を国が確保し、人口をもとに各自
治体に割り当てる。保冷ボックス用のドライアイスも国が一括で調達し、医療機関に供給
する。接種費用は国が負担する。