https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-02/QKOMSTDWRGGQ01
トランプ氏の選挙結果覆す道、ほぼ閉ざされる−「詰み」でも投げず
Mark Niquette 2020年12月2日 14:50 JST

●トランプ氏支持の選挙人任命するよう議員に働き掛ける可能性残る
●そうした場合でも結果覆せないだろう−オハイオ州立大フォーリー氏

オハイオ州立大学の選挙法プログラムディレクター、エドワード・フォーリー氏は、大統
領が複数の州の共和党議員に対し、選挙結果を無視してトランプ氏に投票する選挙人を任
命するよう働き掛ける最後の悪あがきをする可能性があるが、仮にそうしたとしてもバイ
デン氏の大統領就任を阻止できないだろうと指摘。

「チェスで言えばチェックメイト、すなわち詰まされているものの、指そうと思えば指す
ことはできる。通常は詰みが分かったなら投げるものだ」と指摘した。

結果認定の最終期限である8日までに全ての法廷闘争が決着すれば、議会は認定結果に基
づいて州の選挙人を認めなければならない。しかしフォーリー氏によると、一部の州で問
題が解決していなかったとしても、バイデン氏を支持する選挙人は14日に投票を行うとみ
られ、集計を行う来年1月6日の上下両院合同会議を開く際に、議会が集計結果を認めな
い理由はないという。

しかしこうした状況にもかかわらず、トランプ大統領はなお勝利は可能だと主張しており、
資金調達も続けている。トランプ陣営や大統領の支持者らは選挙結果に異議を申し立てる
訴訟をなお提起しており、今後もさらに続く見通しだ。
原題:Trump Nears ‘Checkmate’ Stage in Last-Gasp Bid to Undo Election(抜粋)

>>>「チェスで言えばチェックメイト、すなわち詰まされているものの、指そうと思えば指す
>>>ことはできる。通常は詰みが分かったなら投げるものだ」