コロナで連日会見のNY州知事にテレビ界のアカデミー賞
足元で感染再拡大、批判も 2020年11月23日 18時27分

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米東部ニューヨーク州のクオモ知事が
テレビ界の優れた業績に贈られる国際エミー賞功労賞に決まったことに反発が広がっている。
新型コロナウイルスへの対応が評価されたが、
足元は感染が再び急増しており「受賞は不適切だ」との声が上がっている。

 主催する国際テレビ芸術科学アカデミーは、クオモ氏が同州で感染が広がった3月から
110日連続で記者会見し、テレビを通じて世界にコロナの脅威や現状を訴えた成果を称賛した。

 だが、同州ではコロナで3万3000人以上が死亡。
新規感染も11月は5000人を超える日が続出、
ニューヨーク市では公立学校が再び閉鎖に追い込まれた。

 米紙ニューヨーク・ポストによると、州共和党のラングワーシー委員長は
「愛する家族を失った多くの人々に不快感を与える賞だ」と批判。
地元下院議員も「趣味の悪い冗談」と皮肉った。
ツイッターでも「核なき世界」を訴えながら実行力の乏しさを批判された
「オバマ前大統領のノーベル平和賞のようだ」などと揶揄する声が上がっている。

 エミー賞は、映画界のアカデミー賞に並ぶ権威を持つとされ、
過去には映画監督スピルバーグ氏やゴア元副大統領なども受賞した。
ttps://www.tokyo-np.co.jp/article/70119

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