日本でも医者の飲み会クラスターはあったが、やはり欧州は馬鹿のレベルが違った

「スキャンダラスで無責任だ」
パリ・テノン病院感染学科のジル・ピアル部長は、欧州各国で次々と摘発される
違法の遊宴「コビッド・パーティ」の現実について、そうため息をついた。外出禁止令が解除された夏場から、感染爆発を促した最大の要因は若者の違法パーティだといわれる。
マスクを外し、酒やダンスに夢中になり、薬物にも手を染める。
フランス国営放送は10月、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で客を集め、参加者のみが知る場所で主催されたパーティ現場に隠しカメラで潜入。唯一マスクを着用して
潜入した記者に対して「麻酔科と蘇生科で働いている。いつも遊んでいる」と明かす医師の姿もあった。
イギリスでも、野外レイブ(ダンス音楽)パーティに参加した若者たちが地域の感染率を高めたデータがある。8月には同国東部ハートフォードシャー州のボアハムウッドで若者600人が酒とダンスに酔いしれ、警察の取り締まりを受けている。
10万人あたりの感染者数が欧州最悪を記録し続けたスペイン・マドリードでは、これらの極秘<pーティが10月の約3週間だけで400件ほど見つかり、前月には2953施設が罰金の対象になったと地元メディアが報じた。バルセロナ大学に通う
アンナ・マルティネスさんは「コロナを怖いと思わなくなった」と自信満々に答え、
「遊びに行きたい人たちの気持ちだって理解できる」とも言った。
スペインで二度目の非常事態宣言が発出された10月25日夜、若者は「自由が欲しい!」
と街中で叫んで抗議した。陽性者の約3割がこのような交流の場で感染していることも、スペイン保健省のデータから明らかだ。(略)
スペインのカルロス3世大学保健研究所の免疫学者フェルナンド・ガルシア氏は、日本のコロナ死亡率が低い理由として、民族の違いやBCG説も考えられるとしながらも「なによりも民度の高さだ」と主張。
「約束を守る日本人には、欧米のような外出禁止令は必要ない。ルール違反が当たり前の欧米では、ロックダウンと罰金制は仕方ない措置なのだ」と語った。
欧州では、若者のパーティは制御できず、コロナ禍でも医師が一斉ストライキをし、休業や失業に追い込まれた人々は街中で密になってデモや暴動を繰り返す。「厳しいルールに従うアジア人のほうが、
矛盾のようだが自由である」とビョンチョル氏は考える。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/21397