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著者インタビュー 岩田健太郎『ぼくが見つけたいじめを克服する方法』
会員限定有料記事 2020年7月7日 18時06分(最終更新 7月7日 18時06分)

違いを受け入れることさえできればみんなが得することを知ってほしい

 今年3月、新型コロナウイルスの感染が広がっている
クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号に一時乗船し、
その現状を動画サイトで報告した岩田健太郎さんが、本書ではいじめをテーマに取り上げた。
副題に「日本の空気、体質を変える」と謳(うた)い、いじめは子どもだけの問題ではないと語る。
日本自体がかなりのいじめ社会≠ナあり、根底には同調圧力があるという。
それは構造的なもので、改善は難しいのだろうか。

「そんなことはないと思います。同調圧力は軍国主義、いや明治維新かもしれませんが、
その時代から戦後の高度成長期に至るまで、
みんなで一致団結しないと社会が成り立たなかった状況の中で咲いた、あだ花みたいなものです。
でも今は、そんな必要はない。ポストコロナの社会は、みんなで一緒に行動すること自体が
感染リスクを増すことになるわけで、同調圧力はむしろ弊害なんです」(以降有料記事)

ttps://mainichi.jp/articles/20200707/org/00m/040/017000d