妄想には、次のような様々な種類があります。妄想の内容は多様です。

被害妄想:他人が自分に悪意を持っていて、自分は被害を受けていると思い込む妄想。自分は、苦しめられ、追跡され、妨害され、だまされ、盗聴され、嘲笑されているなどと思い込む。
監視妄想:誰かに見張られ監視されていると思い込む妄想
操られ妄想:電波やテレパシーで自分が操られていると思い込む妄想。
関係妄想:自分とは関係ないことを、自分と関係あるように思い込む妄想。
恋愛妄想:相手から自分は愛されていると思い込む妄想。
罪業妄想:自分はとても悪い人間だと思い込む妄想。
心気妄想:自分が病気だと思い込む妄想。
貧困妄想:自分はとても貧しいと思い込む妄想。
宗教妄想:自分は宗教的に特別な人間だと思い込む妄想。
誇大妄想:自分がナポレオンだったり、皇室の人間だったり、正義の味方だなどと思い込む妄想。
いったん妄想を持ってしまうと、他のこともその妄想にそって理解します。みんなが敵だと思い込めば、全てのことが私への悪意と感じます。夫が浮気していると確信すれば、夫の様々な行動が浮気の証拠に見えます。他の人が見れば、ぜんぜん証拠になっていないと思うことまで。