Go Toトラベル・イート 菅首相 感染拡大で運用見直しを表明 2020年11月21日 16時58分

「Go Toトラベル」について菅総理大臣は、感染拡大地域を目的地とする旅行の
新規予約の一時停止などを導入するほか、「Go Toイート」は、食事券の新規発行の
一時停止などの検討を、都道府県知事に要請する考えを示しました。

政府の需要喚起策「Go Toキャンペーン」をめぐって政府の分科会は、
20日、感染が急増している地域での運用の見直しなどを提言しました。

これを受けて政府は21日夕方、総理大臣官邸で対策本部を開き、
菅総理大臣のほか、西村経済再生担当大臣や赤羽国土交通大臣らが出席しました。
この中で菅総理大臣は「新規感染者数が過去最多となるなど、
最大限の警戒状況が続いている。感染拡大が一定レベルに達した地域では
その状況を考慮し、都道府県知事と連携し、より強い措置を講じる」と述べました。

そのうえで、「Go Toトラベル」について感染拡大地域を目的地とする旅行の
新規予約の一時停止などを導入するほか、「Go Toイート」は、
食事券の新規発行の一時停止などの検討を、都道府県知事に要請する考えを示しました。

さらに、菅総理大臣は、▽各都道府県が飲食店に対し営業短縮などを要請する際、
地方創生臨時交付金を500億円追加配分して支援することや、
▽重症者の発生を可能なかぎり食い止めるため、医療施設や介護施設などで
陽性者が確認された場合、入所者や従事者全員に国の費用で検査を実施することを説明しました。

そのうえで、「国民の命と暮らしを守るため、自治体と緊密に連携しながら、
こうした対策に全力であたっていただきたい」と関係閣僚に指示しました。(続く)