日経平均株価 2万5000円台回復 1991年以来 29年ぶり 2020年11月10日 9時07分

10日の東京株式市場、取り引き開始直後から買い注文が増えて、
日経平均株価は、取り引き時間中として、29年ぶりに2万5000円台を回復しています。
新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから、
9日のニューヨーク市場でダウ平均株価が大きく上昇した流れを引き継ぐ形となっています。

▽アメリカ大統領選挙でバイデン前副大統領が勝利を宣言したことや、
▽新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から、
9日のニューヨーク市場ではダウ平均株価が取り引き時間中の最高値を更新しました。

東京市場でも、この流れを引き継ぐ形となっていますが、
日経平均株価の値上がり幅は9日までの5営業日で1800円を超え、
株価は実体経済からかい離しているのではという指摘も出ています。

市場関係者は、「新型コロナウイルスの感染が欧米で再び急拡大している上、
日本でも感染の拡大が懸念されている。株価は大きく上昇しているが、
実体経済の動向も注意深く見ていく必要がある」と話しています。

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