https://jp.wsj.com/articles/SB11922503875527593554104587091510928296088
イスラエル、米バイデン政権下の変化に備える
トランプ大統領との親密さの恩恵は消滅、米国は中東政策を転換する
By Felicia Schwartz
2020 年 11 月 11 日 11:17 JST 更新

【テルアビブ】過去4年間、イスラエルはベンヤミン・ネタニヤフ首相とドナルド・トラ
ンプ米大統領の親密な関係の恩恵を受けてきた。米国はその間、対イランの強硬姿勢から
エルサレムをイスラエルの首都と認定することまで、総じてイスラエルの利益に合致する
中東政策を推進してきた。

しかしネタニヤフ首相は今後、ジョー・バイデン氏の政権と向き合うことになる。バイデ
ン政権は、何らかの形での対イラン核合意への復帰を模索し、パレスチナに支援を拡大す
るなど、主要な地政学的問題について米国の対応を変化させるとみられている。

2015〜2020年にイスラエルの国連大使を務めたダニー・ダノン氏は「トランプ大統領とは、
極めて良好な関係を築くことができ、全てが以前よりずっと容易だった」とした上で「こ
れからも米国の支援を得られるだろうが、イスラエル側からの努力はもっと多く必要にな
るだろう」と語った(ry

*FOXニュース、ニューヨーク・ポスト、WSJはいずれも大統領選を契機に大きく論調をシ
フトして、以前のプロ・トランプから中立路線に変えている