任命拒否は「活動に著しい制約」 学術会議の梶田会長、解決要求
2020/10/29 21:47 (JST) 10/29 21:53 (JST)updated 一般社団法人共同通信社

 日本学術会議の梶田隆章会長は29日、定例の幹事会後に記者会見を開き、
菅義偉首相による新会員候補者6人の任命拒否について
「会議の活動に著しい制約となっている」と指摘し、
拒否理由の説明と6人の速やかな任命を改めて求めた。

 菅首相はこれまで任命拒否について
「多様性が大事だということを念頭に判断した」と述べる一方、
詳しい理由を説明しておらず、会員からは問題の早期解決への強い要望が出ているという。

 記者会見では組織や活動の実態を説明する文書も公表。
この20年間ほどで女性比率が1%から38%に向上し、
関東に偏っていた会員の比率も68%から51%に改善したという。

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