出オチ___

菅首相の“天敵”前川喜平氏が見た「霞が関を牛耳る菅一派」
https://www.news-postseven.com/archives/20201027_1607445.html

 安倍政権を揺るがした「モリ・カケ」疑惑で、もみ消そうと躍起になる官邸に弓引いて
職を追われたとされているのが前川喜平・元文部科学事務次官だ。安倍晋三・首相(当時)と
親しい関係にあった加計学園の獣医学部新設をめぐって文科省から内部文書が流出すると、
官房長官だった菅義偉氏(現首相)は会見で、「怪文書みたいなもの」と斬って捨てた。
すったもんだの挙げ句、前川氏が辞職する時には、「地位に恋々としている」などと
個人攻撃とも取れる発言をした。官僚の人事権を握ることで絶大な権力を振るった
菅氏にとっては、前川氏のような“もの言う官僚”は許しがたい存在だったことだろう。
その前川氏に、菅政権はどのように映るのか。インタビューに答えた。

(中略)

 菅総理や和泉補佐官と個人的に強いつながりを持つ官僚たちが、それぞれの省庁で
人事と政策を握って君臨する。菅政権が長期化すれば、霞が関の上層部がそうした
人脈ばかりになっていくでしょう。安倍政権では、2つの官僚権力が互いに牽制しながら
動いていたから、どちらかが暴走してもブレーキがかかった。しかし、菅政権では官邸
官僚が一本化されたことで、より強い権力になっています。そのぶん、安倍政権以上に
危険な政権になったと言えるでしょう。