2013年12月、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したのを受け、米副大統領だったバイデン氏は国務省を通じてこれを非難する声明を発表。

 とりわけ、同声明に「失望(Disappointed)」の文言を入れるよう指示したことが明らかになった。

 バイデン氏はソウルで朴槿恵(パク・クネ)前大統領と会って日韓関係改善策について議論を行い、韓国政府が靖国神社参拝に対して外交的に不快と受け止めている事実を把握し、安倍首相と電話会談を進め、「靖国参拝をしてはならぬ」と自制するように要請した。

 それにも関わらず、安倍首相は靖国神社参拝を強行したことでバイデン氏も不快感を示し、このことがオバマ前大統領の訪日予定にも悪影響を与えかねないという報道が乱立したことがある。