韓国、WTO事務局長選の兪氏「落選」の責任を日本になすりつけ 識者「文大統領の外交力のなさの結果。韓国は支持しなかった国を批判する』
11/2(月) 16:56配信 夕刊フジ
https://news.yahoo.co.jp/articles/554ce9385fecd08bdef9984138823ef67f3007de

文大統領はカナダやマレーシアなど各国首脳に兪氏の支持を呼びかけ、1日3カ国の首脳と電話会談して要請したが、多数派工作には失敗した。そこで一部の韓国メディアは驚くべき報道を展開している。
10月27日の朝鮮日報(日本語電子版)は、日本政府が昨年7月、韓国の輸出管理を厳格化したことを受け、日本がネガティブキャンペーンを展開していると報じた。
日本の外務省が欧州や中南米、アジア諸国に兪氏を支持しないよう要請し、「韓国の事務局長誕生でWTOは公平性が疑わしい」「日本の要求を聞き入れる見返りに経済支援」などと言及していたのだと報じた。
日本が兪氏を支持しなかったのは、韓国が日本による輸出管理厳格化を「不当」としてWTOに提訴していることから、当選した場合に紛争解決手続きの公平性に影響しかねないと判断したためで、当然といえる。

ジャーナリストの室谷克実氏は「文大統領の外交力のなさが今回の結果だ。『韓国は支持しなかった国を批判するような国』だと、世界の理解がまた一歩深まったともいえる」と指摘した。
WTOでは過去には2人の候補が争った末に任期を半分ずつ分けて務めた例もあり、韓国がゴネ続ける可能性も残る。2002年のサッカー・ワールドカップが日韓共催になったような「妥協」は禁物だ。