中国半導体重鎮「私たちは傲慢だった」…対米時間稼ぎ作戦に突入
10/29(木) 9:48配信 中央日報日本語版
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d8150e7bedd57669d03a00b04cb1161d9d80172

「胡偉武」
半導体企業竜芯中科の会長。「中国半導体の重鎮」だ。

中国は高性能チップを設計(3階)できるようになったと得意になった。ファーウェイの子会社ハイシリコンが代表的だ。だが生産能力(2階)と半導体装備(1階)は外国に依存した。
世界1〜2位のファウンドリー(半導体委託生産企業)である台湾TSMCと韓国サムスン電子が手を引き、米国の半導体装備を使う道が閉ざされるとすぐに打つ手がなくなった。
基礎もないのに何の最先端技術開発か。
これが胡会長の考えだ。彼は「半導体回路集積技術で中国は3ナノ(ナノメートル、1ナノは10億分の1メートル)、5ナノを開発する考えをやめよう」とした。
それより「14ナノ、いや28ナノ水準ででも自力で生産できる産業生態系を構築するのがより有効」とみた。
胡偉武と同じ考えを中国政府もしているようだ。

中国共産党中央党校機関紙「学習時報」のトウ聿文元副編集長は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストに
「29日の第19期中央委員会第5回全体会議で出される第14次(2021〜2025年)5カ年経済計画草案は米国との長期戦に向けた計画で満たされるだろう」と話した。
中国政府は内需中心の双循環戦略と技術自立を5カ年計画で掲げることが確実だ。重要なことは実践方式だ。トウ元副編集長は「中国は米国との直接対決を避け時間稼ぎに出るだろう」と予想する。

米国と対等な位置に上がったと判断された時に反撃するだろうということだ。中国の「持ち堪えながら基礎を固める」戦略。果たして米国の強攻を防ぐことができるだろうか。