菅首相は庶民かどうか?歴代首相と比べて格付けしてみました。(歴史家・評論家 八幡和郎)
選挙ドットコム 10/6(火) 16:28配信

菅義偉・新首相の人気のひとつは、「地方出身」で「たたき上げ」だということだ。
このところ、世襲議員ばかり続いていたので誠に素晴らしいことであるし、
国民が歓迎するのも当然だろう。

しかし、自称リベラル界隈の人は、ケチを付けている。
「集団就職という言葉は中卒にしか使わない」
「父親は高給である満鉄の社員でお手伝いさんまで使っていた」
「農業で成功して町会議員だ」
「少年漫画雑誌を購読していた」
「当時の秋田では高校行く人は少なく真ん中より上だ」などと言いたい放題だ。

しかし、ここでは、歴代総理と比べての話をすればいいのであって、
日本人全体の平均のなかで若干、恵まれた部類であるかではないと思う。

結論からいえば、菅首相の経歴は、日本の歴代首相のなかで、田中角栄を例外とすれば、
もっとも庶民的なものであると思うし、それは大いに評価していいのでないか。

まず、ここでは、歴代首相の出自を5段階に分けてみよう。