米国がアジア・太平洋の海兵隊配置を全面見直し…韓米連合作戦への影響不可避
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2020.10.05 17:01

米海兵隊がアジア・太平洋地域の配置を全面的に見直すと明らかにした。
この地域の米海兵隊は有事の際に韓国に送られる米軍増援戦力のひとつの軸を担う。
これに伴い韓米連合作戦計画にも影響を及ぼすものとみられる。

米海兵隊が5日に明らかにしたところによると、
デビッド・バーガー海兵隊司令官が先月30日の年次海兵フォーラムで
「海兵隊のためにアジア・太平洋地域の準備態勢を見直さなければならない」と強調した。
バーガー司令官は「数万人の海兵隊が米本土カリフォルニアからハワイ、日本、
そして『矢のように尖った』韓半島(朝鮮半島)に駐留している。これは第2次世界大戦が終わってから
数十年間続いた配置」と話した。その上で「立派でない準備態勢」と指摘した。

彼の発言は現在のような米海兵隊の配置は今後中国を相手にする紛争には合わないという意味だ。
その上でバーガー司令官は「兵力を広く分散しなければならない」と提案した。
これはインド太平洋地域に配置された米軍が韓国と日本に集まっているため
今後中国との超競争と武力衝突に適合しないという米陸軍の報告書と脈を同じくする。

米オンライン軍事専門メディアのミリタリードットコムは、米国が今後韓日のような北東アジアから、
パラオ、インドネシア、パプアニューギニアのような太平洋に焦点を移すものと予想した。
第2の韓国戦争(朝鮮戦争)のような全面戦争よりは
南シナ海一帯での米中間の限定的武力衝突が起きる可能性が高いという理由からだ。

米海兵隊は現在中国との未来戦を着々と準備している。
そのうちのひとつが1日にグアムのアンダーセン米空軍基地そばにキャンプ・ブラズという
新しい海兵隊基地を開いたのだ。1952年以降で米海兵隊の初めての新設基地という。
今後5年間に沖縄から移転する第3海兵遠征軍5000人がこの基地に移る。第3海兵遠征軍は
韓半島で全面戦争が起きた場合に72時間以内に出動する米軍増援戦力の核心だ。(以下略)
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