カラバフ衝突、シリア・リビアの勢力参戦か ロシア発表 2020年10月1日 3:12
発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア アゼルバイジャン アルメニア ロシア・CIS ]

【10月1日 AFP】アルメニアとアゼルバイジャンが領有権を争う
ナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)で起きた軍事衝突について、ロシア外務省は9月30日、
シリアとリビアの武装勢力が戦闘に参加していると発表し、「深い懸念」を表明した。(以下略)
ttps://www.afpbb.com/articles/-/3307471

> 4日目に突入した今回の衝突では、民間人を含む100人以上が死亡した。
>アルメニアとアゼルバイジャン両国は停戦に向けた協議を求める国際社会の呼び掛けを拒絶しており、
>地域大国のトルコやロシアを巻き込む全面紛争に発展する恐れが出ている。

> アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領は負傷兵を見舞った際、
>アルメニア兵士らがナゴルノカラバフから完全に撤退するまで戦闘を継続すると言明。「アルメニア政府が
>この要求に応えれば、戦いと流血の惨事は終結し、地域に平和が築かれるだろう」と語った。

> トルコについてはさらに、アゼルバイジャン側を支援するため協力関係にあるシリアの武装勢力を
>現地に派遣したとの疑惑も浮上している。ロシア外務省は「シリアとリビアなどからの
>不法武装勢力の戦闘員らが、戦闘に直接参加するためにナゴルノカラバフの紛争地帯に
>展開されている」と発表。「深い懸念」を表明したが、関与した国の名指しや非難は避けた。

> アルメニアと軍事協定を結ぶ一方、アゼルバイジャンとも良好な関係を維持しているロシアは
>これまで繰り返し停戦を呼び掛け、交渉の仲介も申し出ているが、アルメニアの
>ニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相は交戦が続く中での協議は不可能だと表明している。

> 週末から続く衝突は鎮静化の様子を見せておらず、
>30日には両国で新たな民間人死者が報告された。アルメニア側は、兵士81人の死亡を発表。
>民間人死者はアルメニアが8人、アゼルバイジャンが14人の計22人となっている。
> アゼルバイジャン国防省は30日、衝突が発生して以来、
>同国軍がカラバフの分離派勢力2300人を殺害したと主張した。