突如終戦宣言に言及した文大統領、米国では「虚像」との指摘も 記事入力 : 2020/09/24 08:30
米国の識者「核と人権問題を無視した希望的思考」
トランプ大統領は北朝鮮に言及せず対照的

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日(現地時間)、第75回国連総会での演説で、
韓半島終戦宣言によって北朝鮮を対話の場に再び導く考えを表明したが、
この構想が米国の韓半島専門家グループから強い批判を受けている。
核、人権、サイバー犯罪などを無視した「現実性のない虚像」との指摘が相次いでいる。

 文大統領はこの日の国連総会演説で「韓半島の平和は東北アジアの平和を保証し、
世界秩序の変化に前向きに作用するだろう」「その始まりは韓半島終戦宣言だ」と訴えた。
文大統領は「終戦宣言こそ、韓半島において非核化と共に恒久的な平和体制の道を切り開く
入口になるだろう」とも強調した。非核化対話と南北関係が視界ゼロの状況で、「終戦宣言」を
前面に出すことで韓半島平和プロセスの動力を改めて確保したい意思が読み取れる。(以下略)
ttp://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/24/2020092480009.html

> これに対してタフツ大学フレッチャースクールのイ・ソンユン教授は、
>「真の平和とは、単に緊張がないだけではなく、そこに正義が存在することである」とする
>マルチン・ルーサー・キング牧師の言葉(1958年)を引用しながら文大統領の構想を批判した。
>イ教授は「北朝鮮は不正義そのもの」とも指摘した。対話を通じた一時的な緊張緩和ではなく、
>核や人権、サイバー問題などを包括する根本的な解決策の必要性を訴えたものとみられる。
>
> 米国の対北朝鮮制裁専門家のジョシュア・スタントン弁護士も
>「終戦宣言が実現したと仮定しよう。在韓米軍が撤収し、全ての制裁を解除し、非核化を放棄した上で、
>北朝鮮の反人道犯罪を容認し、金融と銀行詐欺をそのまま放置するのか」と反論した。
>終戦宣言が実現する可能性についてスタントン弁護士は
>「絶対に実現しないし、しても何も終わらせられないだろう」と指摘した。
>米センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレスト(CFTNI)の
>ハリー・カジアニス韓国担当局長はこれらの記事について「100000000%同意する」と述べた。