>>388
(日曜に想う)「月」の首相、本領発揮するには 編集委員・曽我豪
https://www.asahi.com/articles/DA3S14628971.html
〜興味深かったので紙面からあんまりまとまってないまとめ〜
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総裁選の立候補についての電話が一瞬おいてひとこと「やっぱり、出たいんですよね」
本来ならアベと共同責任があるから普通なら「周りの懇請甚だしく」とか「支援の声に感激して」とか断りを入れるところだが
あくまで自分から取りに行って総理になると強調するためだったに違いない
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2次政権発足以降総理目指さないのか聞いたら「マジレスも凾熨セ陽なんです。総理の家の子は違う。
国際政治や国際金融を自然にすらすら語る。私が世襲に反対してきたのも、行き過ぎが政治家の新規参入の妨げになるからで、
ある程度は必要です。それに比べ、私はたたき上げで月のようなもの、自分の役割はわかっています」
これが気になったので正反対のタイプが求められるようになったら?と聞くと黙り込んでしまった
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二次政権発足時に静六の官房長官は総理以上に情報が集まるから万能感が出やすいという戒めの話をすると
「私は大丈夫です」と答えて表情が消えた
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官房長官になって失たものは?と聞くと「国会議員の最初からずっと続けてきた地元の街頭演説が出来ないのはつらい」
この街頭演説で民意をはかれていたから
アベ末期の行き詰まりはコロナ対応への民意の不安を機敏に察知できずその不安解消のための言葉を発することが
出来なかったから
スガはそれを自覚して違いを見せないと解散も本格政権も無理
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一強や官邸主導ではこの危機はしのげない
いくら人事と政策の両方で霞が関とラ党ににらみを利かせても無理
アベの突然の退陣という中でコロナ対応に即応できるのは自分だけだとの自負から手を挙げて総理総裁になったのだろうけど
継承だけではなく刷新と変化を示さないと裏切られたと思われて民意を失う
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月が月の本領発揮のためには永田町だけの万能感に陥らず耳の痛い話も進んで聞かなければならない