※インフルエンザ予防接種だけでなく、65歳以上の人は免疫が低下していて肺炎にかかりやすいので肺炎予防ワクチンも接種しましょう。

肺炎球菌性肺炎
高齢者に多いとされている【誤嚥】が原因とされています。日本人の高齢者の約3〜5%に喉や鼻に肺炎球菌は常在しており、食べ物や飲み物、唾液などと一緒に肺炎球菌が誤って気管に入ることで、肺炎球菌性肺炎を引き起こします。
この肺炎は飲み込む力が低下している高齢者に多く、感染すると強い胸の痛みや血が混じった咳をします。咳をするごとに痛みが増強します。
ただ、肺炎の症状は風邪の症状と似ているため、様子見をしていると最悪の場合死に至ることがあります。「辛そう」と判断した際には、直ぐに病院を受診してください。

肺炎球菌性髄膜炎
日本で毎年1,000人の小児が罹っている病気です。肺炎球菌が原因で発症する確率は20〜30%と言われていますが、高齢者もかかります。
症状は【風邪に似た症状・発熱・頭痛・全身倦怠感】で、重症化すると後遺症を残すことがあります。

肺炎球菌性中耳炎
こちらも小児に起こりやすく、症状は【耳の痛み・鼓膜の奥に膿が溜まる・鼓膜が赤く膨らむ】。

引用元:日本呼吸器学会/日本感染症学会

※なお、肺炎球菌(肺炎球菌感染症)に感染しやすい年齢は、免疫力が弱い、5歳以下と65歳以上の高齢者です。