丸ぼうろ食べ比べセットを一新 県内老舗菓子メーカー10社
9/15 18:30

 佐賀県内の老舗菓子メーカー10社がつくる「丸ぼうろ」の食べ比べセットが、
10月1日から販売される。
2016年に販売した商品をリニューアルしたもので、新たに3社が加わった。
新型コロナウイルスの影響で土産物の需要が落ち込む中、売り上げ回復を狙っている。

 佐賀市のえびすFMを運営する「コミュニティジャーナル」(池田眞由美社長)が
4年前、「食べ比べしてみたい」というリスナーの声を受けて商品化した。
今回は新型コロナの影響で売り上げが落ち込む菓子メーカーからの要望を受け、
北島(佐賀市)、村岡屋(同)、大坪製菓(同)の丸ぼうろが新たに加わった。
価格は税込み1300円。

 「丸ぼうろは佐賀のソウルフード。食べ比べセットで食感や味の違いが楽しめる」と
池田社長。4年前の発売時は北海道や東京、大阪などからも注文が相次いだ。
北海道旭川市の女性からは「故郷を思い出した」と手紙が届いたという。

 新型コロナの影響で佐賀駅や佐賀空港などで「土産物の売れ行きが厳しいと
聞いている」とした上で、「シュガーロードが日本遺産に認定されたこともあり、
応援する意味でも販売していきたい」と力を込める。

 商品は毎週木曜日、えびすFMで販売するほか、
佐賀の情報発信サイト「SAGA MAGA(サガマガ)」でも取り扱う。
問い合わせはコミュニティジャーナル、電話0952(97)9699。(中島佑子)

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/574811