>>341

>河野太郎の政治的選択を理解しようと思ったら、
>彼が父親に対して持っている愛情と距離感、敬意と反発を読み解かなければならない。
>河野太郎が首相の座に就いたならば、慰安婦問題解決に積極的でアジアの隣国との
>関係改善を推進してきた父・河野洋平との差別化を追求すべきではない−と著者は助言する。

>子宝に恵まれない苦痛を味わった女性政治家の野田聖子は、自らの経験を
>『私は、産みたい』『だれが未来を奪うのか−少子化と闘う』という2冊の著書を通して打ち明けた。
>野田は、日本の深刻な少子化を「静かな大事件」と命名し、
>「女性は家で子どもを産み、育児に力を尽くすべき」という男性議員らの見解が
>少子化問題をむしろ悪化させていると批判する。「働く女性が増えている時代に歩調を合わせ、
>就職しても子どもを産みやすい社会をつくろう」という野田の主張はうなずける。

>「政治の座標軸」をつくり、本書で紹介された9人を理念の傾向に基づいて
>4グループに分類するのも興味深い。
>安倍、菅、小泉は権威主義的で、「小さな政府」志向だ。
>一方、石破と野田は「小さな政府」を志向しつつ、自由主義的な傾向がある。
>原題『自民党 価値とリスクのマトリクス』