NHKによる今日のまとめ。
国民民主党 解党のうえ立憲民主党との合流新党 結成方針を決定 2020年8月19日 22時15分

国民民主党は、19日、党を解党したうえで立憲民主党との合流新党を結成する方針を決めました。
一方、先に分党を表明した玉木代表は、みずからは合流に参加しない意向を重ねて示すなど、
合流に慎重な議員もいることから、今後、調整が図られることになりました。

立憲民主党との合流をめぐって、国民民主党は、午後4時半ごろから東京都内のホテルで、
衆参両院の所属議員60人余りが出席して会合を開きました。
冒頭、玉木代表は「より大きなかたまりを作り、日本の政治を変えていくという思いで議論をしてきた。
立憲民主党との合流協議について、結論を得たい。国民民主党に一つの終止符をここで打ち、
新たなスタートを切っていける前向きな議論を導きたい」と述べました。

会合では、執行部が、両党の幹事長らで合流後の新党の綱領案をまとめたことなど、
これまでの経過を報告し、合流の是非について、協議が行われました。
会合では、先に、合流に参加しない意向を表明した前原元外務大臣など、
数人の議員が途中で退席する場面もありました。
協議を終えて、挙手による採決が行われた結果、賛成多数で、
国民民主党を解党したうえで立憲民主党との合流新党を結成する方針を決めました。

また、玉木代表は、会合のあと、みずからは合流に参加しない意向を重ねて示すなど、
党内には合流に慎重な議員もいることから、こうした議員への対応は、代表と幹事長に一任され、
玉木代表が先に示した「分党」の提案の是非も含め、今後、調整が図られることになりました。

玉木代表 「合流には加わらない」
国民民主党の玉木代表は会合のあと記者会見で、「私は新たにできる新党、合流には加わらない。
政策提案型の改革中道の政治を、より明確に仲間とともに訴えたいし、
日本が直面する問題に堂々と向き合っていきたい」と述べました。
そのうえで、先にみずからが提案した「分党」について、
「所属議員が5人以上という政党要件を満たさないと党の分割にならないので、
要件を満たす仲間が集まり、やっていくということであれば当然そういった協議を行うことになるし、
それが円満かつ有効な手続きの1つだと理解している」と述べました。(続く)