韓国が“安倍ロス”か「敵対的共生のパートナー」辞任の波紋
9/1(火) 7:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ea11ef1995ba7d03f02e4c04bc6c0d058ac4f8c

海外における反安倍派の一大勢力と言えば、やはり「韓国」である。
安倍首相の辞任が取り沙汰され始めた頃の8月23日、朝鮮日報のコラムで、イム・ミンヒョク論説委員は以下のように書いている。
〈文在寅(ムン・ジェイン)政権が今のように思う存分「竹やり歌(竹やりを持って日本軍に反乱を起こし玉砕した故事を歌う)」を歌い、
「土着倭寇(国内の親日派)フレーム」を振り回せるのは、完全に安倍首相の「おかげ」だ。「敵対的共生」のこの上ないパートナーと言うべきか〉(8月23日付朝鮮日報日本語版コラム「安倍の墜落」。)
この記事によると、昨年、韓国で実施された外国指導者の好感度調査では、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長に対してさえ9%が「好感が持てる」と回答したが、安倍首相に対しては同3%だったという。
韓国人の安倍嫌いが、文在寅政権の反日政策を支持してきたと言うこともできる。

安倍首相の辞任が現実のものとなった今、韓国ではどんな反応が起きているのか。韓国人作家の崔碩栄(チェ・ソギョン)氏はこう言う。
「新聞報道は保守系もリベラル系も、意外に冷静です。どちらも安倍首相の辞任で日韓関係の改善が期待されるが、おそらく変化はないだろうとしている。記事に寄せられたコメントの中には、
『叩ける人がいなくなって寂しくなるな』と皮肉った書き込みもありますが、『韓国人から見れば悪い人だけれど日本人から見れば頑張ったリーダーだからね』と総じて冷静で、感情的な反応は少ないですね」

老婆心ながら心配なのは、安倍首相を模したとされる「慰安婦像に土下座する謝罪像」をこの7月に設置した植物園である。
謝罪像を起爆剤に、休止していた園を再開させたというが、安倍首相が辞任してしまったら客寄せにならなくなってしまう。たった1か月ほどで、投資した資金を回収できたのだろうか。