※武家出身ではない、民間からの豊臣秀吉タイプの首相候補の誕生なのです。

完全な「非・世襲」総裁は海部氏以来 「菅義偉首相」なら七光り候補が一気に減る?
8/31(月) 18:39配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7df8ef3839b98a85d30357951a518e57febae558

この主要3候補のうち唯一世襲でないのが菅氏で、世襲は制限すべきだというのが持論だ。
自民党が野党だった2010年のJ-CASTニュースのインタビューでも、「党から公認されるのは世襲の人が多い」などと党の選挙への臨み方を批判していた。
官房長官としての会見でも世襲の問題点に言及することがあった。仮に首相の座についたとしても、その持論を曲げることはないのか。

自民党をみると、父親が石川県能美郡根上町の町長を務めていた森喜朗氏(首相在任:00年〜01年)を除けば、海部俊樹氏(1989〜91年)までさかのぼる。
仮に総裁に選ばれれば30年ぶりの「非世襲」だ。

菅氏は、自民党が下野するきっかけになった09年の衆院選で、選対副委員長としてマニフェスト(政権公約)に「『世襲候補』の制限等」を盛り込んだ。
党内の反発も大きく、菅氏が当時のJ-CASTニュースのインタビューで明かしたところによると、「マニフェストを発表する当日の総務会が、荒れに荒れました」。
麻生太郎首相(当時)も「途中でブレていた」が、菅氏が「私はこれでいきますよ」と押し切ったという。

菅氏は当時、

「国民政党という性格からすると、幅広く、多彩な人材が入ってくるというのが基本だと思います。しかし、世襲の人が立候補することで、それ以外に他の人が立候補を諦めてしまう」
などとして、世襲議員を全体の1割程度に抑えるべきだと主張。選挙制度や党の公認プロセスの問題も指摘していた。
「選挙の仕方も資金の配分も、完全に政党選挙になっていて、党から公認されるのは世襲の人が多い。
小選挙区制は若い人が挑戦できる仕組みでなくなっています。私たちは知恵を出すべきだったんですが、出し切れていなかった」

17年の衆院選でも、自民党から当選した議員の3割弱が世襲だった。