主流派、菅氏に白羽の矢 派閥主導で石破氏封じ 自民総裁選
8/31(月) 7:07配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae10fb6b545a1ce0157e09d3c9d82bb09d4de0f

首相自身、任期途中での不本意な退陣で当初描いていた岸田氏への禅譲がかなわなくなると、複数の関係者に「菅氏が望ましい」と本音を漏らした。
ただ、後継選びに関与すべきではないとの立場から、表立っての発言は控える意向だ。

一方、麻生氏は消費税への軽減税率導入で菅氏と対立するなど反目。岸田文雄政調会長への「禅譲」を探る首相と歩調を合わせてきた。
だが、岸田氏はここへきて発信力や指導力の欠如を露呈。政権批判を繰り返す石破茂元幹事長と一騎打ちになれば「勝ち目はない」(竹下派幹部)と目されていた。
首相退陣が確定すると、麻生氏は「菅氏が一番収まりがいい」と方針転換を口にした。

「『菅待望論』の雰囲気を徐々につくっていこう」。あるベテラン議員は29日、菅氏と会ってこう申し合わせた。
菅氏と親しいこの議員は、首相が17日に慶応大病院を受診して健康不安説が高まった頃から、後継には菅氏しかいないと見定めて党内の根回しを進めている。

岸田派中堅は「今回は勝ち目がない。一度我慢した方がいい」と語り、撤退も視野に入れるべきだと指摘した。