「潰瘍性大腸炎」、国内に患者22万人…首相の新点滴は「生物学的製剤」か
8/28(金) 20:45配信読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/22dcb28e997bde44a88b31e0e65a03a7fc867e94

発症の原因は不明だが、本来は体を守る免疫の働きが過剰になることや、腸内細菌、食事の欧米化などが関係するとされる。

この病気は、症状が安定した「寛解期」と、再び悪化する「活動期」を繰り返すのが特徴だ。
炎症を抑える飲み薬で症状の再発を防ぐ。効果が十分でない時には、ステロイド薬など複数の薬を使い分ける。

潰瘍性大腸炎に詳しい大阪医科大の中村志郎専門教授によると、点滴薬は、炎症を起こす物質の働きを直接抑える「生物学的製剤」とみられる。
他の治療法として、血液を取り出して特殊なフィルターを通し、炎症の原因となる白血球の一部を除去して体に戻す「血球成分除去療法」もある。
薬の効果がない場合は、大腸を摘出する外科手術の対象となることもある。