中国のステルス技術、99年墜落の米機から収集か
バルカン諸国の当局者ら「残骸集めていた」
2011/1/24 9:55
https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM23019_U1A120C1NN0001/

AP通信は23日、中国が先に試験飛行に成功したステルス戦闘機「殲20」について、1999年にセルビアで墜落した米ステルス機から技術を収集した可能性があると伝えた。
バルカン諸国の当局者らの証言によるもので、当時、中国の工作員らが墜落現場の住民から残骸を積極的に買い取っていたという。

APが取材したクロアチア軍の当時の参謀長によると、その後、中国の工作員が頻繁に現地を回り、残骸を買い集めたことをクロアチア情報当局は把握していた。
参謀長は「中国はそうして集めた材料を分析し、ステルス技術について理解を深めたと我々はみている」と語った。