コロナと熱中症 教室はW対策 全熱交換形換気扇導入、快適室温キープ
8/28(金) 7:43配信岐阜新聞Web
https://news.yahoo.co.jp/articles/78283d484746cf68ede344e93249c609b81877a8

新型コロナウイルス感染予防のため窓開け換気で多くの学校が教室内の高温化に苦慮する中で、
岐阜県中津川市は小中学校に空調設備とともに設置している全熱交換形換気扇の三菱電機製「ロスナイ」を使い、感染予防と熱中症対策の両立を図っている。
三菱電機中津川製作所(同市駒場町)が西小学校(同市駒場)で行った環境測定調査では教室の二酸化炭素(CO2)濃度は学校環境衛生基準を満たしており、
市教育委員会は冬季を含めて年間を通じた快適な教室環境づくりに役立てたい、と考えている。

一般的な換気扇とは違い、ロスナイは排気と給気を同時に行い、効率的な熱交換で教室内の気温を維持し、省エネ効果も高いことが分かった。
同製作所によると、二酸化炭素濃度の上昇を抑制しており、ウイルスの低減にもつながっていると分析している。

市教委は窓開け換気の回数を減らすことにつながっているといい、インフルエンザが流行する冬季の換気に効果が高いとみている。
担当者は「エアコン導入時のコストはかかったが、ランニングコストの面から取り返すことができると思う」と期待を込める。