新型コロナウイルス、変異で感染力高まるが致死率低下も=専門家
8/18(火) 15:49配信ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/872cb0f0989ab9bb1ed65d49fd12146cf71b5d0c

[シンガポール 18日 ロイター] - 欧州や北米、アジアの一部でよく見つかっている新型コロナウイルスの変異したタイプについて、
感染症の専門家は感染力が強まる一方で致死率は下がっているとの見方を示している。

シンガポール国立大学病院(訂正)のシニアコンサルタントで、国際感染症学会(ISID)のプレジデントに選出されたPaul Tambyah氏は、
ロイターに対し、世界の一部地域での「D614G変異」のウイルス拡散が致死率の低下と一致している証拠があり、致死性が相対的に低いことを示唆すると指摘。
「より感染力があるが致死率は弱まったウイルスの発現は良いことと言えるだろう」と述べた。

同氏によると、大半のウイルスは変異に伴い毒性が弱まる。

「ウイルスは栄養を取り、生きていくためには宿主が必要。だからより多くの人に感染するが、感染した人を死に至らしめないのが、ウイルスにとって得だ」という。