男子学生ら無罪主張 5歳児死亡の展示物火災 東京地裁
8/19(水) 10:37配信 時事通信

 明治神宮外苑のイベント会場で2016年11月、展示物の木製ジャングルジムが燃えて
男児=当時(5)=が死亡した火災で、内部に白熱灯を放置したなどとして
重過失致死傷罪に問われた当時19歳の大学生だった男性(23)ら2人の初公判が19日、
東京地裁(下津健司裁判長)であった。

 2人は事実関係を認めて被害者に謝罪した上で、
「発火するとは考えられませんでした」などと無罪を主張した。

 展示物を制作したのは日本工業大(埼玉県)の学生ら。
検察側は冒頭陳述で、「高熱を出す白熱灯を内部に放置すれば、展示物に付着していた
大量の木くずが脱落して発火し、火災になることが予見できた」と主張した。

 弁護側は「事故以前にも、展示物内部で白熱灯が使われたことはあった」などと
述べた上で、「点灯時に出火の危険を覚えるほどの熱量は感じておらず、
何らの過失も認められない」と訴えた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f91e1262c18ddc1f03319a7f4ee7d75eed383f9