北海道知事「ほおを札束ではたくやり方疑問」核ごみ問題
斎藤徹、伊沢健司 奈良山雅俊 2020年8月18日 21時00分

 原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、
北海道の鈴木直道知事(39)は18日、国の候補地選定プロセスへの応募を検討している
寿都町の片岡春雄町長(71)に対し「慎重な判断」を求めた。9月中に決定するという町長の方針についても
「重要な判断を1カ月で出そうというのは拙速ではないか」と疑問を呈した。(斎藤徹、伊沢健司)

 鈴木知事は18日、北海道胆振東部地震の被災地視察で厚真町を訪れた際、
記者団の質問に答えた。知事が公の場でこの問題について言及するのは初めて。

 鈴木知事は、寿都町が国の候補地選定の第1段階にあたる「文献調査」を受け入れた場合
「全国の核のごみが、北海道、寿都に集まる。そういう入り口に立つ可能性がある」と指摘。
「無害化まで10万年かかる高レベル放射性廃棄物を受け入れるかどうかの
重要な判断を1カ月で出そうというのは拙速ではないか」と述べた。

 また、知事は「(自治体が)新型コロナ(ウイルス)で本当に厳しい状況にある。交付金を得たい。
その気持ちはよく分かる」としたうえで「ほおを札束ではたくようなやりかたで(応募に)手を挙げる
自治体を求めていくという(国の)やり方には疑問を持つ人も多い」と国の姿勢を批判した。(以降登録記事)
ttps://www.asahi.com/articles/ASN8L65T0N8FIIPE02F.html


西村担当相、16日に靖国参拝「犠牲の上に日本の平和と繁栄」 2020.8.18 19:09
ttps://www.sankei.com/politics/news/200818/plt2008180014-n1.html

>現職閣僚4人が15日に参拝したことを踏まえ、
>記者から「中国や韓国から失望や反発も上がっているが、念頭に置かなかったのか」と
>質問があったが、西村氏は「日本人として素直な気持ちで参拝をした。
>日本の平和国家としての歩みをさらに進めることが大事だ」と強調した。