トルコとギリシャの軍艦が衝突。ギリシャは「単なる事故」、トルコは「ギリシャの挑発」と主張。
海域では、11日からトルコが天然ガスの調査実施中だった。 聯合ニュース(朝鮮語版)報道。
ttps://www.yna.co.kr/view/AKR20200815000200108

海域は東地中海カステロリゾ島の南で双方がEEZを主張している。
この島は面積9.2km2。ギリシャ本土からは約580km離れているが、トルコの海岸からは約3km程しかない。
ローザンヌ条約でイタリア領になった後、1947年のパリ条約でギリシャ領となった。

トルコのエルドアン大統領は記者団に対し「ギリシャ海軍がトルコの調査船を攻撃しようとした。
私たちは民間船舶へのどんな攻撃も容認することができない」とし
ギリシャが今後も攻撃を続けるなら報復を行うと発言。

ギリシャの国防筋によると両国の軍艦の衝突は現地時間の12日に発生。
トルコの調査船と軍艦は東地中海のキプロス島とギリシャの領土であるクレタ島の間の海域を航行、
ギリシャの軍艦は、近距離で警戒していた。その際ギリシャ海軍フリゲート「F-451 リムノス」と
トルコ海軍フリゲート「F-247 ケマルレイス」の航路が重なった。リムノスは衝突を避けるべく行動したが、
リムノスの船首がケマルレイスの後部と衝突する「接触事故」が発生したとした。

ギリシャの国防関係者はロイター通信に「これは事故だった」とし「リムノスは破損しておらず、
次の日クレタ島近くの海域で実施された、フランス海軍との合同訓練にも参加した」と述べた。

一方トルコは「ギリシャ側の挑発」と主張。トルコ外相は「ギリシャは二日前と同じ挑発
(二日前にも危険な接近があったとトルコは主張)を中断しなければならない。
でなければ必ず対価を支払うだろう」と警告した。