トランプ氏、ハリス議員についても「アメリカ人ではない」論に言及 2020年8月14日 12:36

ドナルド・トランプ米大統領は13日、野党・民主党の副大統領候補になることが決まった
カマラ・ハリス上院議員について、その生い立ちを理由に「副大統領になる資格がない」とする
少数派の極論を、「尊敬されている法学者の意見」としてホワイトハウス会見で取り上げた。
ハリス議員に関するこの少数意見は、多くの法学者から否定されており、
人種差別的だという批判も高まっている。(以下略)
ttps://www.bbc.com/japanese/53774551

>ニューズウィーク記事でイーストマン教授は、憲法の国籍条項や大統領資格の規定について触れながら、
>ハリス議員の出生時に両親がたとえば学生ビザで入国していたとするなら、
>彼女は生まれながらのアメリカ市民と言えないのではないかと主張している。

>イーストマン氏の記事を掲載したことで、ニューズウィーク誌には激しい非難が寄せられているものの、
>ナンシー・クーパー編集長は13日、記事の内容は
>「人種差別的なバーサー主義とは無関係だ」として、掲載判断は正しかったと主張した。

>一方、カリフォルニア大学バークリー校ロースクールのアーウィン・チェメリンスキー学長は
>米BCSニュースに対し、イーストマン教授の主張は「心底ばかげている」と批判した。
>「修正第14条第1項は、合衆国で生まれた者は誰でも合衆国の市民だと定めている」と、
>チェメリンスキー教授はメールで書いた。「最高裁は1890年代から、この解釈を維持している。
>そしてカマラ・ハリスは合衆国内で生まれた」。

>ハーヴァード大学の憲法学教授で、トランプ大統領に対して終始批判的なローレンス・トライブ教授は、
>イーストマン氏の説について「ナンセンスよりひどい。ごみだ」とツイート。ハリス議員の資格に
>疑念を生じさせるその意見は、「悪意に満ちて、法的な根拠は何もない。人種差別的な
>バーサー主義の復活だ。こんなものに紙面や放送時間を割くマスコミは恥を知れ」と非難した。

>カリフォルニア州にあるロヨラ・ロースクールのジェシカ・レヴィンソン教授はAP通信に対して、
>「この正体について、正直に語りましょう。両親がこの国の国民ではなかった両親を持つ
>有色人種の候補に対して決まって使われる、人種差別的なお約束です」と話した。