韓国外交部第1次官に崔鍾建・平和企画秘書官 韓日関係で突破口開けるか 2020.08.14 16:04

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、
次官級9人の人事を決め、対日外交などを担当する外交部第1次官に
崔鍾建(チェ・ジョンゴン)青瓦台(大統領府)平和企画秘書官(46)を起用した。

 青瓦台の姜a碩(カン・ミンソク)報道官は崔氏について、
「対米外交や北の非核化などで豊富な実務経験を積んだ」として、「国際協力を主導する
堂々とした外交という国政課題を滞りなく遂行していくことを期待している」と説明した。

 崔氏は元学者で、2017年の大統領選で当時の文在寅(ムン・ジェイン)候補の陣営で
朝鮮半島安保新成長推進団長を務めた。文政権発足後は青瓦台国家安保室の
平和軍備統制秘書官に抜てきされ、18年の南北軍事合意を実務的に主導した。
昨年3月からは平和企画秘書官を務め、北朝鮮の核問題などを担当した。日本との
軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了決定と終了通告効力の停止などにも深く関与したとされる。

 戦略的な思考と決断力を評価され、文大統領から厚い信頼を受けているとされる。
外交部第1次官は韓米関係や韓日関係など2国間外交を統括するポストで、
山積している外交課題の解決策を見いだす重責を担う。

 韓日関係を巡っては強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じた大法院(最高裁)判決に基づく
韓国内の日本企業資産の現金化手続きが進められており、最悪の状況に備える必要がある。
両国の隔たりは依然として大きく、溝を埋める妙案を打ち出せるか注目される。

 外交部関係者は「外交部組織を担当する次官に外部の人物が任命されるのは初めて」と伝えた。

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