>>427

もしあなたがバイデン氏で、これが3度目となる大統領選への出馬であり、
事実上すべての接戦州と全国規模の世論調査で
ドナルド・トランプ大統領をリードしているなら、これから本選の11月3日まで毎日、
大統領選の基礎的な力学を変更するような脅威を引き起こしたくないと考えるだろう。
そうした基礎的な力学とは今回の大統領選はトランプ大統領の1期目に対する国民投票であり、
それはより具体的に言えば、米国の新型コロナウイルスの感染拡大に対応する
トランプ氏の場当たり的で誤った方法に対する投票だ。

この考え方でいくと、バイデン氏が必要としているのは
トランプ氏が解任に値すると有権者を説得するために多くの時間を費やすことであり、
自身が大統領職に適していると信じさせることに費やす時間は比較的少なくなる。

これが意味するのは、
バイデン氏は大統領選では自身に関する話題をできるだけ少なくしたいということだ。
バイデン氏は2016年の大統領選の再現は望んでいない。
2016年の大統領選ではヒラリー・クリントン元国務長官は
国務長官時代の出来事や電子メールについてトランプ氏からの防戦を余儀なくされた。
バイデン氏は大統領選を言葉の応酬や、個人攻撃という点から
どちらがより低俗になれるのかを見る戦いにしたくないと考えている。

バイデン氏のしたことは今回の副大統領候補選出を通じて、
大統領選を引き続きトランプ氏に対する国民投票となる機会を最大化することであり、
また、もしバイデン氏が退任する際にはその後を継げるだれかを選出したということだ。

https://www.cnn.co.jp/usa/35158068.html