宿泊療養中、制止振り切り外出 大阪の男、ピザ店や郵便局を回る
2020/8/11 20:16 (JST) 8/11 20:29 (JST)updated 一般社団法人共同通信社

 大阪府は11日、新型コロナウイルスに感染し、大阪市住之江区の宿泊施設「大阪アカデミア」で
療養中の50代男性が職員の制止を振り切って一時的に外出する事例があったと発表した。
男性はタクシーでピザ店や郵便局を巡り、1時間15分後に戻った。
保健所の指導で立ち寄り先の消毒作業が順次実施された。

 府によると、男性は2日の検査で陽性が確定。8日から入所し、
対応に当たる府職員に「カップ麺が欲しい。用意しないと脱走する」などと訴えていた。
11日午前中に「体調が悪いのでもう帰る」と言って、警備員や職員の説得を無視して敷地外に出た。
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コロナ患者の無断外出相次ぐ 大阪府、対応に苦慮 2020年08月11日21時48分

 大阪府は11日、新型コロナウイルス陽性の50代男性が、
滞在中の宿泊療養施設「大阪アカデミア」(大阪市)から職員の説得を無視して外出したと発表した。
同施設では、患者が無断で外出するケースが今月に入って相次いでおり、
府は警備員を増やすなど対策に追われている。

 府によると、男性は「カップ麺が欲しい。用意しないと脱走する」などと要求。
職員が断ると施設から無断で外出しようとした。職員や警備員ら7人がかりで男性を説得したが、
無視してピザ店やコンビニに立ち寄り、約1時間後施設に戻った。
 同施設では、3日に療養中の20代男性が買い物で無断外出したほか、7日にも別の男性が無断で帰宅。
府は警備員を2人に増員し、滞在中の患者に外出禁止を呼び掛けているが、
禁止する法的根拠はなく対応に苦慮している。

 吉村洋文知事は「今の状況ではルールを守ってくれと言うしかない。
国から法的根拠や権限を与えてもらえないと防げない」と述べた。
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