「ファイブ・アイズ」外相、香港に「重大な懸念」示す共同声明 2020/08/10 21:45

 【ワシントン=蒔田一彦】米国や英国など5か国の外相は9日、香港政府が
立法会(議会)選挙の1年延期を決定したことなどに「重大な懸念」を示す共同声明を発表した。

 声明に加わったのは米英のほか、オーストラリアとカナダ、ニュージーランド。
これらの国は英語圏5か国で情報を共有する「ファイブ・アイズ」と呼ばれる。
 声明は、選挙延期や民主派議員らの立候補資格の取り消しについて、
「香港の安定と繁栄の基礎になってきた民主的なプロセスを損ねた」と批判した。
その上で、香港政府に早期の選挙実施を求めた。
 香港での反体制活動を取り締まる国家安全維持法(国安法)に対しても
「香港の人々の基本的な権利や自由を侵害している」として、「深い懸念」を示した。

 中国外務省の趙立堅副報道局長は10日の記者会見で、
「ファイブ・アイズは国際社会を代表していない」などと述べ、「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。
ttps://www.yomiuri.co.jp/world/20200810-OYT1T50191/


中国が反発 米英ら5か国外相の香港での選挙早期実施要求に 2020年8月10日 21時31分
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200810/k10012561411000.html

>これについて、中国外務省の趙立堅報道官は10日の記者会見で、
>「立法会の選挙は中国の地方選挙であり、
>いかなる外国の政府や組織、個人も、干渉する権利はない」と述べ、強く反発しました。
>
>そのうえで、イギリスでも新型コロナウイルスの影響で地方選挙を延期しているなどと指摘し、
>共同声明は「典型的なダブルスタンダードだ」と批判しました。