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 与党は、首相が閉会中審査に出席して説明責任を果たすべきだとの野党の要求も
拒み続けている。閉会中審査は毎週開かれているが、これまで首相の出席はゼロ。
自民党幹部は「首相の出席は(閣僚との)屋上屋になる」としているが、
首相が矢面に立つのを防ぎたい意図は明らかだ。

 約1カ月半、記者会見しない理由も同様だ。
首相は会見を批判的に報道されることを気にしているといい、
コロナ感染拡大後の会見の多くを外交日程などを理由に途中で打ち切ってきた。
河井克行前法相、案里参院議員夫妻の事件や森友学園問題など、
コロナとは無関係の問題でも追及されるのを避けたいようだ。

 西村氏は4日で会見の実施日数が100日を数えたが、お盆の帰省を巡り菅氏と見解が
食い違うなどの弊害も出ている。そもそも、一国の首相が発信するのとは重みが異なる。

 立憲民主党の枝野幸男代表は4日の会見で政府の対応を
「朝令暮改、閣僚ごとに言うことが食い違い、無政府状態と言っていい。
一刻も早く退陣し、別の首相の下で対策に当たっていただくのが国家に対する責任だ」と酷評。
自民党幹部ですら「政治家という商売は逃げていたら成り立たない」と苦言を呈した。(石井努)

https://news.yahoo.co.jp/articles/69297361b86b7358697ca51bea88422eaf2faa5a

首相の三つの「ない」を巡る説明と本音
https://static.hokkaido-np.co.jp/image/article/650x366/447/781fc35679c6962810f4b2b091147984.jpg