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朝日新聞版。

ソフトバンクG、400億円の申告漏れ 国税局が指摘 中野浩至 2020年8月3日 21時36分

 ソフトバンクグループ(SBG)が2019年3月期の税務申告で、
東京国税局から約400億円の申告漏れを指摘されていたことが、関係者への取材でわかった。
過去の損失などと相殺され、追徴課税はなかったという。

 関係者によると、申告漏れを指摘された約400億円のうち、
約170億円は日本の子会社からドル建てで借り入れた負債について、為替差損を過大に計上していた。
17年に立ち上げた「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の運営を担う海外子会社への
成功報酬についても、経費計上ができないとして約140億円の申告漏れを指摘された。

 また、通信子会社のソフトバンクも東京国税局から約30億円の申告漏れを指摘された。
過少申告加算税を含めた追徴税額は十数億円とみられる。

 SBGは「国税局より経費計上タイミングのずれ、外貨建て負債の換算ミスと、
海外関係会社の所得計上漏れについての指摘を受け、修正申告した」。
ソフトバンクは「主なものは費用の計上時期の相違から生じたもので
すでに修正申告済み」とそれぞれコメントした。(中野浩至)

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