レバノン外相が辞任、改革の遅れを批判
Reuters Staff ワールド 2020年8月3日 / 19:29 / 3時間前更新

[ベイルート 3日 ロイター] - レバノンのヒッティ外相が3日、辞任した。
国際支援を受けるのに必要な改革が進まないことを理由に挙げた。

レバノンは深刻な金融危機に陥り、支援を必要としているが、海外支援国は、
改革計画を法制化することが条件と主張。国際通貨基金(IMF)との交渉は棚上げになっている。

ヒッティ外相は声明で「国内および国際社会が求める構造的、包括的改革を
達成しようという実質的な意思がみられないことから、辞任を決断した」と表明。

「レバノンという一人の主人に仕えるために政権に参加したが、
その後、この国には何人も主人がいて相反する利益があることが分かった。
こういう人々が国民を救済するために結束しなければ、全員が乗った船は沈没する」と述べた。

ヒッティ氏は、アラブ連盟の大使を務め、今年1月のディアブ政権発足時に外相に任命された。

関係筋によると、ディアブ首相との対立も辞任の原因という。

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