※スウェーデンの成功事例を一切言わないマスコミが、「今日も感染が増えた!無症状者へのPCR検査しろ!」と世田谷区長を賞賛して安倍叩きしてるのです。

政策がナチュラルに無秩序な日本で、スウェーデンのコロナ対策を素直に見てみる
8/5(水) 16:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5be018fc68e72d8124d25182f40aa5b8adda34db

ワクチン開発も期待できないなか、結果的には、スウェーデンのように集団免疫を達成しなければ終息しない可能性のほうが高い
感染者数の増減に一喜一憂することには意味がなく、ICU崩壊を起こさないように重症者の推移に注目し、医療体制を整えることのほうが重要だという。
現在のように、感染者数を速報して、興奮気味に「もっと検査して隔離するべきだ」と煽り立てたり、感染の起きた場所や施設を吊し上げて騒ぐような風潮は、
「ウイルスとの戦い」としてはまったく的外れな気がするし、病院や介護施設などで働く人々に過重な圧力をかけ、苦しめているだけではないだろうか。
コロナの疑いがあり、医師が「検査が必要」と判断した患者については、PCR検査をスムーズに受けられるようにしたほうがよい
無症状者にも検査を広げて隔離する政策をとるとなると、今後は毎年、季節性インフルエンザの時期が来るたびに、同じように対応するのだろうか。
いま多くの人が抱いている「うつしたら大変なことになる」という心情は、マスコミが、普段から多くの死を招いているほかの病原体をすべて無視して、
コロナだけに注目し、強力に煽り報道したことによって引き起こされているように思う。

そのスウェーデンから、新たな発表があった。
7月17日、スウェーデン公衆衛生局が行った記者会見によれば、首都ストックホルムにおける住民の新型コロナ抗体獲得率が17.5%〜20%に達し、
さらに、「T細胞」を介した免疫とあわせると、40%近くが免疫を獲得していると推定されるとし、集団免疫はほぼ達成されたという。
集団免疫の獲得には、一般に人口の60〜70%の感染が必要と言われていたが、ストックホルム大学では、5月頃から「40〜45%で十分ではないか」という予測が出されていた。

病原体に感染したとき、免疫担当のリンパ球「T細胞」がその病原体と戦って、情報を記憶することで抗体を持つ。これを「獲得免疫」という。
集団免疫は、当初はこの「獲得免疫」を前提としていたが、研究の結果、過去に従来の風邪を引き起こすコロナウイルスに感染して、
その情報を記憶した「T細胞」が、今回の新型コロナウイルスに対しても有効に働いているケースがあるとわかってきたのだ。これを「交差免疫」という。

現実にスウェーデンは、休業も休校も行わずに、極力自然に得た「獲得免疫」を持つ人と、「交差免疫」を持つ人とで集団免疫の獲得が完成しつつあるというのだ。
スウェーデンからの「集団免疫獲得達成宣言」の翌週、スウェーデンの隣国ノルウェーが一部国境を開放した。
地元メディアによると、開放直後、国境に接するスウェーデンの街にノルウェー人がなだれ込んで買い物にいそしみ、スウェーデンの国営酒屋には、ノルウェー人ばかりが300メートルの大行列を作ったという。

だが、こういったことは日本ではほとんど報じられない。せめてスウェーデンの感染終息の推移グラフは、今後の見通しを立てるにもかなり貴重なデータのひとつになると思うのだが……。
スウェーデンの事例を認めれば、もちろん、これまでわからない部分があったとはいえウイルスの危険を過剰に煽り、
甚大な経済的被害を出しながら「自粛しろ」「休業要請しろ」と騒ぎ続けてきたことのマズさも同時に検証されなければならなくなる。そこには重大な責任がともなう。
マスコミはそこを直視しないように、視点をずらしているのではないか……今日もつづく煽り報道を眺めながら、そんな気さえするのだ。