>>507

私の場合は歴史好きで、さらにいろんなことを学ぶことが好きなので専門家と違って横につながって考えるタイプです。
医療に特化した厚労省官僚や、財務や経済、外交に特化した人たちともちょっと違ってます。知識としては総花的で中途半端なのです。

それから、私が炭水化物の人類の関りについて話すより、医師の方が賢く説明されてるので参考資料として引用します。
なぜ、糖尿病で炭水化物(糖質)の血中の血糖値を下げる薬が内科から処方されるのかその意味が分かると思います。

※参考 (炭水化物の過剰摂取が体に悪く、そして毎日運動をしたらよいのかについて、歴史的な観点から述べられてます。)

人類の歴史は飢餓と寒さとの戦いでした。乏しい食糧を脂肪やグリコーゲンなどの形で蓄えるのは、
過酷な生活環境を生き抜き種族を保存するためには有利なことでした。この飢餓に強い遺伝子を倹約遺伝子といいます。

人類の祖先はおよそ500万年前にチンパンジーから別れ、猿人、原人、旧人を経て約15万年前アフリカ東部で新人として誕生しています。
約7万年前にその一部はアフリカを出ていきました。残った種族はネグロイドと呼ばれています。アフリカを出た種族はその後、ヨーロッパ方面に移動したコーカソイドとアジア方面に移動したモンゴロイドとに別れました。
農耕や牧畜が始まったのはおよそ1万年前、西洋の産業革命が200年前。それまでは先進国とされる国においてさえ、大部分の人は貧しい食生活に耐えていました。

しかし、一部の先進国ではここ40〜50年前より食糧が豊かになり、いわゆる「飽食の時代」に突入しました。
また、交通手段が飛躍的に発達し、また日常生活も大変便利になりました。それらは、「運動量の減少」を意味します。
それまで個人の生存と種の保存に有利であった倹約遺伝子が、逆に作用して「肥満遺伝子」として働くようになりました。すなわち、肥満や糖尿病などの生活習慣病の増加です。

人類の祖先が誕生したとされる500万年前を時計の午前0時、現在を24時とします。農耕が始まった1万年前は23時57分、200年前の産業革命が23時59分57秒、飽食に時代に突入した現在は23時59分59秒となります。
時計でいうと「1秒前」です。このわずか1秒の間にそれまで生存に有利であった「倹約遺伝子」を変えることはまず不可能といえるでしょう。

実際のところ、白色系欧米人は血糖値を下げる働きのあるホルモン「インスリン」の分泌能力が、日本人を含むモンゴロイドの1.5〜2倍くらいあります。
私たち日本人は、世界有数の肥満と糖尿病有病率を誇るピマ・インディアンと同じモンゴロイドです。もともと、太りやすく糖尿病になりやすい体質だったのです。

https://kunichika-naika.com/information/hitori201403

※簡単に言えば、炭水化物の取り過ぎは糖尿病の原因となり、様々な血管障害が医療に頼った長寿につながってるのです。
肉類の脂質は高カロリーでも体内に吸収されにくい性質で消化に時間がかかるので急激にお腹が空いて過食により肥満になることを防ぎます。(満腹感の持続)