(議院内閣制なので一般人は関係ないのですが)私が自民党では安倍さん以外で次期総理候補を選ぶとしたら菅官房長官です。

菅官房長官はタカ派ともハト派ともうまくやっていけるのは、旗色を鮮明にしてません。それが彼の戦略なのです。
菅官房長官はタカ派が攻撃すればハト派と組めるし、ハト派が攻撃すればタカ派とも同盟が組めるのです。

政治家として親米なのか親中なのか親韓なのかはっきりとしないです。
米中の覇権争いで選択の余地を残してるところも今の時代に向いてるのかもしれません。

平和な時代は誰でも総理候補になれますが、戦時中など国家存亡の時は優秀な人がリーダーとして選ばれます。
コロナで誰でも総理候補になれる時代は終わったのです。有能な政治家がこの国のリーダーになる時代へと変化したのです。

アフターコロナを考えるなら、この国を立て直すために経済政策が優れてる安倍さんと実務能力の高い菅官房長官の2人が候補になるのですが、
(民主主義は支持率が重要なので)ポスト安倍として考えるなら、(安倍さんをしっかりと裏で支えていた)菅官房長官が次の総理にふさわしいということになるのです。

ここからは話が脱線しますけど・・・

私が以前に、菅官房長官を秀吉に例えたのは理由があります。
平和な江戸時代だと武家出身の人しか出世することはできないですが、戦国時代のような時代だと能力がある人が天下人まで登り詰めることが可能なのです。

秀吉は立花宗茂のような武勇に優れた戦国武将ではありませんでした。秀吉は(戦国武将としては珍しく)顔も傷一つなくきれいだったそうです。
謙信や元就など武勇に優れた武将がいたにも関わらず、天下人になれたのは明智光秀の行動を読み切るなど相手の動きが分かるほどに知能が高く、軍政・外交・謀略に優れ、他の戦国武将を圧倒してました。
孫子の兵法のように戦わずして敵を屈服させる能力には長けてました。(経済力で周辺の商人から米を高値で買い占めるなど)兵糧攻めで精神的に追い込むような戦法が秀吉の得意技だったのです。

太平洋戦争も朝鮮戦争も同様でしたが、敵の食料弾薬の補給路が断たれると敗北するのです。そのことを秀吉はよく理解してたのです。