https://www.afpbb.com/articles/-/3299306
米大統領選、退職者にトランプ離れの動き 重要州フロリダ
2020年8月15日 17:27 発信地:マイアミ/米国 [ 米国 北米 ]

前回の米大統領選でトランプ氏にフロリダ州での勝利をもたらしたのは高齢の有権者層だ
った。投票した65歳超の有権者のうち57%がトランプ氏に投票した。
米フロリダ国際大学(Florida International University)で選挙政治を専門としている
ランディー・ペスタナ(Randy Pestana)氏は、フロリダ在住の高齢者の間でバイデン氏
が支持を広げていることについて、「そうした傾向があるのは確かだ」と述べ、新型コロ
ナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が一因になっていると指摘する。

同氏によれば、「新型コロナウイルスによる健康被害を最も受けやすい高齢者層は、政府
の対応は良くなく、経済も良くなく、自分たちの退職後の生活も良くないと思うようにな
ってきている」という。

フロリダ州は選挙結果の予想が非常に困難で、接戦になる傾向があるため、全米が固唾を
のんで結果を見守ることが多い。
つまり1票の重みが大きいということだ。支持政党を変える有権者がいれば、たとえその人
数が少なくても、結果に非常に大きな違いが生じる可能性がある。

忘れられないのが2000年の米大統領選だ。当時フロリダ州では共和党のジョージ・W・ブッ
シュ(George W. Bush)候補が民主党のアル・ゴア(Al Gore)候補に537票という僅差で
勝利し、ブッシュ氏が大統領になった(ry