尖閣周辺の安全確保措置求める意見書可決 沖縄県議会 2020年7月28日 20時01分

 中国海警局の公船が沖縄・尖閣諸島周辺での活動を活発化させていることを受け、
沖縄県議会は28日、政府に対し、領海と排他的経済水域内の
安全確保の措置を求める意見書を全会一致で可決した。

 意見書は首相や外相宛て。今月4、5日に公船2隻が領海内にとどまり、
魚釣(うおつり)島沖で日本漁船の近くを航行した点に触れ
「周辺で操業する漁業者にこれまでにない大きな脅威と不安を与えている」と指摘した。

 その上で政府に「平和的な外交で中国との関係改善を図りながら、
冷静かつ毅然(きぜん)たる態度で尖閣諸島周辺の
領海・排他的経済水域の安全確保について適切な措置」を講じるよう求めた。

 尖閣諸島周辺では、領海外側の接続水域で中国公船の航行が常態化。
海上保安庁は28日にも航行を確認し、4月14日から106日連続となった。

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