ロケットに固体燃料使用へ 米と合意、偵察衛星整備―韓国 2020年07月28日19時24分

 【ソウル時事】韓国政府は28日、宇宙開発を推進するため、
ロケットへの固体燃料の使用制限を解除することで米政府と合意したと発表した。
韓国は偵察衛星の打ち上げを目標に掲げており、
宇宙の軍事利用に向け、ロケット開発や研究を加速させていく方針だ。

 米国の技術援助を受けてミサイル・ロケット開発を進めてきた韓国は、米側と「ミサイル指針」を
取り交わし、搭載重量や使用する燃料の種類などで制限を受けている。今回、この指針の
ロケット開発に関連する部分を改定し、液体燃料に加え、固体燃料を使用することが可能となった。
 金鉉宗国家安保室第2次長はこの日の記者会見で「情報・監視・偵察能力を飛躍的に
発展させる契機となる」と強調。偵察衛星をめぐり、「周辺諸国は保有しているのに韓国はゼロだ。
主権国家として当然持っているべきだ」と述べ、開発を推進していく構えを示した。
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2020072800998


弾道ミサイルの射程距離制限 「米国と協議可能」=韓国大統領府 2020.07.28 16:53
ttps://jp.yna.co.kr/view/AJP20200728003900882

>【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長は
>28日、韓国が保有する弾道ミサイルの射程距離が韓米ミサイル指針によって
>800キロに制限されていることに関連し、「安保上必要であれば、
>この制限を解除する問題を米国側といつでも協議することができる」と述べた。

> 金氏は「800キロの射程距離制限はひとまず維持される。
>今回はロケット固定燃料の使用制限解除がより急がれると判断した」と説明した。
> その上で「800キロの射程距離制限を解除する問題は結局、
>遠からず、時が来れば解決されるだろう」との考えを示した。
> また、韓国が開発中の射程距離800キロ、弾頭重量2トンと推定される
>新型弾道ミサイル「玄武4」に言及し、「これを見れば現在はなぜ800キロの射程距離で
>十分なのか分かるだろう」と述べた。韓国軍の射程800キロの弾道ミサイルに
>重い弾頭を搭載すれば、韓国南部からも北朝鮮全域を攻撃できるとされる。