ソウル大学、移転論に続き廃止論も 記事入力 : 2020/07/27 11:00
与党が国公立大学の統合、拠点大学構想 朴柱民議員「検討する価値」

 韓国与党・共に民主党が首都移転推進に乗り出したことを受け、
与党勢力の内部から「ソウル大学の地方移転論」に続き「廃止論」も出始めた。
首都移転に合わせてソウル大学を廃止し、国公立大学を統合しようという主張だ。

 共に民主党の朴柱民(パク・チュミン)最高委員は26日、聯合ニュースとのインタビューで
「全国の拠点大学10カ所に毎年2兆4000億ウォン(約2100億円)を投資してレベルを高め、
ネットワークでつなげてどこを卒業しても同じ水準の教育を受けられるようにすべきだ」
「公共機関の移転まで結合すればインフラが生じ、
実質的な人口移動も起きてくるだろう」との構想を語った。

 朴最高委員は今月24日にも「教育インフラも地方に移転し、公共機関の移転と合わせて
就業などの恩恵まで与えれば、しっかりとした分散が起こってくるだろう」
「ソウル大学廃止論を含め、考える価値はある」と語っていた。
朴最高委員は来月開催される共に民主党の党代表選挙に出馬している。

 政府・与党が最近になって遷都論への言及を始めたことで、
共に民主党の一部から「ソウル大学の地方移転」を主張する声も出始めている。
朴最高委員が主張した「拠点大学」制度は、ソウル大学の移転というよりも、
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が選挙の際に主張した「国公立大学統合」とよく似ている。
フランス式の大学平準化モデルを参考に、ソウル大学と地方の拠点となる国公立大学を
ひとまとめにして平準化するというものだ。(以下略)

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