教会奉仕の男、放火認める 仏ナント大聖堂火災で勾留 2020.7.26 18:35

 フランス西部ナントで18日に起きた歴史的建造物サンピエール・サンポール大聖堂の火災で、
同国司法当局は26日、教会奉仕活動を行っていたルワンダ出身の男(39)が火を付けたことを
認めたとして放火容疑での正式捜査の開始を決定、裁判所は勾留を認めた。地元メディアが伝えた。

 容疑者は数年前からフランスに滞在し、難民認定を申請していたが認められていなかったとされる。
弁護士は「(容疑者は)深く後悔している」と明らかにし、
動機について「自分を解き放つ行為だったと述べている」としている。当局が詳しく追及する。

 捜査当局は当初から大聖堂内の離れた3カ所から出火したことを指摘し、放火の疑いで捜査。
通常は大聖堂が閉まっている早朝に出火し、不法侵入の形跡はなかったことから、
前夜の戸締まりを担当した容疑者を直ちに拘束して
事情聴取したが容疑を否認したため、いったん釈放していた。(共同)

ttps://www.sankei.com/world/news/200726/wor2007260013-n1.html

放火の動機「自分を解き放つ行為だった」